約束ノート

「自分への3つの約束」を果たすための修行ブログ。

約束ノート30回記念。

7月9日からスタートした「約束ノート」ですが、今日(8月7日)で30回になりました。
毎日休まず続いていますが、そんなに精神的には苦ではなかったです。
ちょっと長くなりそうですが、今の心境をどうしても書きたくなり、書いています。


30回には大きな意味がありました。
正確には、大きな意味があったと知ったのは今日でした。

「約束ノート」を書くことは、今隔週日曜日に受講している(一応ビジネス系の)講座で最初に与えられた課題として設定したものでした。「最低1ヶ月間、自分に課した約束を守ってみましょう」ということだったのですが、そのときは1ヶ月という期間設定について深くは考えていませんでした。

2回目の講座のとき、「七つの習慣」という有名な本を、最低でもプロローグ部分まで、できれば第1の習慣の章まで読むという新たな課題が追加になりました。私はこの本を結婚直後に買って途中まで読んでいました。そのときは意味があまり理解できなくて、難しい本だなあという印象しか持ちませんでした。そのまま何年も放置して、2年前埼玉から東京に引っ越してくるときに捨ててしまいました。

そんな経緯もあり、この本そのものに対してあまりいい印象を持っていませんでした。
だいたい「本を読めば人生が変わる!」とかという本は個人的に避けて通っていたジャンルでしたし、課題じゃなかったら今後も読むことはなかったのではないかと思います。

読み始めて2週間でプロローグまでしか読めませんでした。
毎日読んでいたのですが、1回に3ページ程度しか進めず、しかも言っていることが理解できないので何度もページを戻って読み返し、最終的に3回以上通し読みをしていると思います。

この前の日曜日の3回目の講座で、プロローグまでなんとか読んだという報告をしました。そして今度は「第3の習慣まで読んでくる」という課題が出ました。それで私は昨日から第1の習慣の章を読み始め、今日その章を読み終えました。プロローグで感じた読みにくさはまったくなく、すんなり頭に入ってきました。…というより、第1の習慣の章のはじめのほうを読んだときにものすごい衝撃をうけ、そこから読み方が変わったのです。

そこには、自分が今まで生きるベースとして思っていたこととまるっきり逆のことが書かれていました。私の「生きるベース」の話はことあるごとにネット上でも書いていたのですが、それを全否定する文章が出てきて、最初は「えっ…?」という驚きがありました。1+1=3、と言われたくらいの衝撃。理解できないというよりは、何言ってるのこのひと?という感じ。

あ、でも、落ち込んでいるわけではないんです。むしろ逆です。
そのあとの文章は、驚くほどスムーズに自分の中に落ちました。私はいままでの人生でものすごく大きな間違いをたくさん犯していたのに、それをまったく認めず、反省せず…というか気づいていなかった。だから私の周りにはいつも素晴らしい人たちがいたんだ。素晴らしい人たちじゃなければ、私と付き合うことができなかったから。

なんかサンマーク出版かなんかの読者の感想みたいですけど(分かる人しかわからないw)、本当に素直にそう思えたんです。私はずっとそういう人たちに救われて生きてきてものすごく幸せな状況にいたのに、その人たちにいかに嫌われないようにするかとか、どう自分をよく見せるかとか、そういうことばっかり考えていたんだと思います。本の中の言葉で言うと、そんな「反応的な」私に、「主体的に」接してくれたみんなのおかげで、私は本当に楽しく生きてこられたのです。

だから逆にこれを読んでいる(=私とお付き合いをしている)みなさんは、この本を読んでもピンと来ないかもしれません。きっと最初から1+1=2 に見えるから。私のようなフシアナさんには効果がある本だと思います。


第1の習慣の最後のほうで、「自分への約束を30日間守ってみましょう」という課題が出てきました。私はこれをやっていたんだと気づいたのが、ミラクルなことに30日目の今日だったのです。内容なんかどうでもよかった。自分に対して約束を守り続けることをひたすらやっていたのだ、と今わかったのでした。

もしかして、本に対してこういう感想を持てたのは30日続けたからだったのかな?
とにかく今は、本を読めたことを本当に嬉しく思っています。


ここまで読んで、その講座ってビジネス系じゃなくて自己啓発系セミナーじゃね?と思った人は少なからずいると思います。正直私もそう思います(笑)
でも、少なくても私がこれから仕事をする上で、スキルや知識を学んだり、お客さんの開拓をする前に、間違いなくこのアプローチが必要だったと今は思えます。「自己啓発」に対する自分の定義が間違っていたんだなあ、と思いました。

間違いに気づくということは、直せる部分に気づけたということなんですよね。
だから、落ち込むことはないんですね。
それを表面的な言葉ではなく実感として受け止められたのは人生で初めてな気がします。多分これからはこの言葉を実感を込めて人に言える気がします。励ます目的ではなく、事実として。


まだ期間的には半分過ぎたところなのですが、講座を受けてほんとよかったと思っています。
ありがとうございます。