約束ノート

「自分への3つの約束」を果たすための修行ブログ。

約束ノート(311):20130601

今日接した人の言動から気づいた「その人のいいところ」

今日のいいところ:完璧なおもてなし

家の近所にある、チェーン店系ではない老舗の大衆居酒屋に行ってきました。いつも前を通っていたのに一度も行ったことがなく、ふと思い立って入ってみました。お店は古いけれどきれいに整っていてメニューとか調味料などが最低限しか置いていないので、全体的にすっきりシンプルな感じでした。

私たちの対応をしてくれた店員さんはおそらく日本人ではないのですが、質問には的確に答えていましたし、食器を下げるタイミングが完璧で(私は遅すぎても早すぎてもいけないと思っています)、すごく教育されているなあと思っていました。
私たちは奥のほうにある座敷にいたのですが、その部屋に時々日本人のおばちゃん…というかおばあちゃんの年齢だと思われる人が現れ、お客さんとあちこちで日常会話をしていました。ああ、この人はきっといわゆる「名物おかみ」ってやつだなと思いました。

お客さんに「一緒に飲もうよ」と言われると、その「おかみ」は「いえいえ、私はお酒は飲まないのよー。お酒飲むと乱れちゃうでしょ、年寄りが乱れるときたないからね」と返していました。多分、仕事に対する責任感が強いんだなと思いました。

最後にお会計をしてもらったときに、伝票が一部間違っていることに気づきました。レジを担当したのはその「おかみ」だったのですが、「ほんとにすみません…ご迷惑をおかけしました」と何度も謝り、「また来てくださいね」と申し訳なさそうに言っていました。この前「またお願いします」とお店にお願いされるのは好きじゃないとこのブログに書いたばっかりですけど、この流れでのお願いはアリです。これに凝りずまた来てねということだと思うので。

だいたいお客だって酔っ払っているわけでその指摘が本当かどうかも怪しいところで、信用だけでやりとりする感じですよね。飲み屋さんのこのあたりのやりとりって、きっとたくさんトラブルがあるんだろうな…と思います。そんな中で素直に何度も謝るというのは結構大変だなあと思います。

多分、若い外国人の教育はこの人がやっているんだろうな…と思いました。
とても気に入ったので、また近いうちに行くことに決めました^^

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去年の秋に行ったアメリカで、もっとも気に入ったのがニューヨークでした。今年中にまた行きたいと夫婦でぼんやり計画を練っています。

この記事の、特にここに笑ってしまいました。

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日本でもありますねこういうの。(私を含む)埼玉出身者は割と自分が東京のほう出身だと言うことが多いような気がします。東京以外の地域の人に埼玉って説明するのめんどくさいんですよね。

今日の「ひとを誘導するデザイン」

今日行った居酒屋には、いわゆる「グランドメニュー」というものがテーブルに置かれていなくて、店員が持ってくるというわけでもありません。壁じゅうに張り巡らされている札を見て注文するのです。
古くからある飲み屋さんは、畳敷きの広い座敷部屋にたくさんのお客さんが座っているという形のものが多いので、壁にメニューをたくさん貼ることができるんですよね。

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テーブルのメニューを見るときってどこか義務感があるんですけど、壁にあるとメニューが風景に溶け込んでいるせいか、メニューを見なきゃという意思を持たなくて済む感じが気楽でよいです。
そしてなぜかむしろテンションが上がるのはなんでなんでしょう。ページをめくらずにいっぺんにいろいろ見えるので、「わーいろいろある!」という感じがするのがいいのかしら。

都心の居酒屋でこういうノスタルジック(?)な風景を見るとうれしくなりますね。
特に自宅近辺は変におしゃれなお店が多いので、ちょっとホッとします。