約束ノート(335):20140701
ということで、予告通り今日から復活です。
もともとあまり人に読まれることを意識せずに淡々と毎日書いてきたブログですが、昨日の復活予告のいいねの数が(私としては)多すぎてびっくりしております…。
約1年ぶりの復活に際し、自分で設けていた縛りを少し減らします。私の場合縛りがあったほうが気が楽なので、これは割とギャンブルですが、とりあえずこれで。
- 原則として、3つのテーマのうちどれか一つ以上を書く
- 今日接した人の言動から気づいた「その人のいいところ」
- インターネットに関する気になるニュースやできごと
- 今日の「ひとを誘導するデザイン」
- ↑のテーマに沿わないことでどうしても書きたい内容があるときは沿わなくてもよい
- 書けなかった日の記事を無理に書かない(基本的に毎日書きたいです)
ということにしたいと思います。
今日接した人の言動から気づいた「その人のいいところ」
今日のいいところ:アピールのタイミングのよさ
ずっと行きたいと思っていた有名居酒屋にやっと入ることができました。
夫婦で飲みに行くときは当日予約しかしないので、事前予約だけで席が埋まるこの居酒屋の場合、何度電話してもいっぱいだと言われ続けていました。今回は時間が少し遅かったので入ることができたようでした。
別の場所にあるいくつかの支店には行ったことがあるので、どんなお店かはわかっていましたが、改めてサービスの質の高さに驚かされました。何をもって質が高いと感じたかというのはいろいろあるのですが、一番すごいと思ったのは「オーダーの取り方」でした。
最初にオーダーをとるとき、こちらが選んだものを聞いている間はサポートっぽい発言だけをしていました。このお料理はどのくらいの量だとか、時間がかかるとか、そういったことです。そしてすべて注文を終えたタイミングで今日のおすすめを話し始めました。
結構、注文をさえぎっておすすめを差し込んでくるお店も多いのですが、ここではお客の要望をまず受け入れる姿勢をとっているのですね。ヒアリングを踏まえておすすめを言うほうが効率がいいし効果も高い。考えてみれば当たり前のことなのに、だいたいのお店はおすすめをただ機械的に勧める感じになっている気がします。
そういうことに感心していたにもかかわらず、実はそのとき、店員さんがおすすめしてくれたものはひとつも注文しませんでした。(理由:すべてだんながあまり得意ではないものだったため^^;)
しばらくして、別の店員さんがやってきて言いました。
「貝のバター炒めがあと1食分で売り切れなのですが、もしよろしければどうですか?」
だんなは貝がそんなに得意ではないのに、「…じゃあ、お願いします」と思わず言っていてびっくりしました。それはおすすめされて注文しなかったメニューの一つでした。
これって、いろんな意味が含まれた言葉だと思います。
- あと1食で売り切れちゃうから、他の人に注文されないうちにどうぞ!
- 売り切れるくらい注文が入ったメニューなんだよ
- 時間が遅いので、店として売り切りたいと思っているので協力してくれないかなー
結局こういう複合的な要素に負けて、注文しちゃったのかなと思います。
まあなんというか、お店の勝ちですよね。
自分の仕事にもつながるお話だと思いました。