約束ノート

「自分への3つの約束」を果たすための修行ブログ。

約束ノート(289):20130510

今日接した人の言動から気づいた「その人のいいところ」

今日のいいところ:世代の違う会社でがんばること

東京ビッグサイトで開催されていた「Japan IT Week」に行ってきました。IT系のたくさんの企業が集まり、自社製品やサービスをアピールする展示会です。以前は割とこういうものによく行っていたのですが、そういえば最近行かなくなっていたので、久々にこういう空気を味わってとても刺激を受けました。

出展者側で特に目立ったのは、どう見ても私よりも年上の男性の姿でした。パッと見は50代後半から60代くらいの人だと思います。そういう人たちからHTML5とかレスポンシブWebデザインとかいう言葉が出てくるとなんとなく不思議な感じがします。でもなんだかとても一生懸命なのでつい聞き入ってしまったりしました。多分本人は開発に関わっていないと思うのですが、人に話そうと必死な感じが伝わってくるのです。

私自身もそうですが、彼らの世代は社会人になった時点でWebに関わる仕事はほとんどなかったはずです。たぶん他の業界から移ってきていて、Webよりも他業界での経験のほうが長いのではないかと思います。私が社会人になったのは1997年で割と過渡期だったのでまだよいのですが、もっと上の世代は、Web関連の業界があるからといって簡単に移れる状態ではなかったはずなので、きっと私よりは年数的なキャリアは短いのではないかなと思います。

若い人が多い業界で、この年代の人が働くのは大変なんだろうなと思います。
若い人はものをつくりたいと思う人が多いけれど、60代とかそのあたりの人たちは、そうやって作られた「もの」を一生懸命売ってがんばってきた人たちもきっと多いんだろうなと思いますし、実際それを期待されてその場にいたのだろうなという気がします。

そもそもWebの業界でこんなふうにお客さんに直接しゃべっていきなり営業するなんて機会はあんまりないですよね。広告業界とかは別なのかもしれないけれど。全体的に不慣れな空気があったのはそのせいかな。でもその分がんばっている感じが伝わってきて、私ももっと営業をがんばらねばと思えたことはある意味収穫だったと思います。

インターネットに関する気になるニュースやできごと

普通の人が年齢とともに考えることはだいたい同じ
実はこのブログそのものをたぶん初めて見ました(と言ったら常識が足りなすぎると怒られそうですが)。書評記事ですが、ここで挙がっている本に興味を持ちました。

一番ひっかかったのは、

ある年代になると、普通の人の考えることはそれほど変わらないものじゃないかと思うのですよ。

というところ。そのあとで年代別の心理の変化についてまとめられています。
考えとしては私も同意です。この年齢(間もなく40歳)になってなんだかすごく「世代差」が見えるようになってきた気がしています。この方は私よりもかなり年上の方のようなので、きっともっとそれが見えているのでしょう。

でも、事実としてはそうでも、心情としてはそう思いたくないところもあるんじゃないかなって気がしています。人はそれぞれオリジナルな自分の人生を生きていて、そういう考えに至るまでの過程は誰とも同じではないはずです。大きなくくりだと「似ている」なのかもしれないけれど、「自分自身でその考えに至った」と思いたいという心理はあるような気がするのです。

なんか、そういうことをうまく拾うような活動がしたいです。っていうかするぞ絶対。

今日の「ひとを誘導する言葉」

電車の中で見た広告で「168kg」というキーワードがあり、それを「セントバーナード2匹分」と例えていました。
そういう例え方ってよくありますよね。広さを表現するときに「東京ドーム○個分」とか。こういうのって、数字の単位が大きすぎて想像しづらい時に、想像しやすいものを1単位としてわかりやすくするという手法なんだと思います。

私は最初「東京ドーム」という単位もよくわかりませんでした。東京ドームが「何となく広い」のはわかるけど行ったことないし、実感としては数字をただ言われるのとたいして変わらず、「ああ、すごく広いのね」くらいの印象しか持たなかったです。その後実際にドームに行ってなんとなく体感したのでわかるようになったけれど、行ったことがない人に想像できるのかな?とちょっと思います。

話を戻すと、「168kg」が「セントバーナード2匹分」というのも私にはピンときませんでした。私は犬を飼っていることもあって犬の種類について多少知識があると思います。なのでセントバーナードが非常に大きい犬であることくらいは知っていますが、さすがにセントバーナードを生で見たことはほぼないし、実感としてはあんまりよくわからなかったです。

そもそも「セントバーナード」が「大きい犬の種類の名前である」ことって、みんなはわかるんですかね。常識?まあ私も犬の種類としては最初に知ったほうだとは思うけど、すごく大きな犬だと知ったのは割と最近な気がするなあ。
もっと根本的なことを言うと、168kgって結構単位が小さいのでたとえなくても想像できそうな気がします。自分の体重の2倍とか3倍とかでいいような気がするんだけど^^;;

例えることで余計に分かりづらくなるってこと、よくありますよね^^; 例えるというのは結構空気を読むことが必要な行為だなあと思います。